小屋裏収納とは、屋根と天井との間にできる空間を利用した収納スペースのことをいいます。
便利な空間ですが、夏場などには温度や湿度が高くなるため、大切なものや高価なものを収納するのは避けたほうがよいといわれています。
小屋裏とは、建築基準法において、小屋裏物置等という扱いになります。屋根と天井との間にできる空間を利用した収納スペースとされ、小屋裏の面積について、下の階の2分の1以下、天井高は1.4メートル以下、小屋裏に出入りするためのハシゴは、固定してはならないという規制があります。そのためハシゴは、取り外しが可能できて折り畳んで収納できるタイプのものを使います。
なお、小屋裏収納には、ロフトやグルニエというものがあります。グルニエとは、フランス語で屋根裏部屋のことで、屋根裏を利用した収納スペースのことです。また同じ屋根裏でも、ロフトは、天井高を高くして部屋の一部を2層式にした上部スペースのことをさしていいます。
ロフトの用途は、物置き、書斎、子供部屋などに利用することがあり、居室として使う場合には、建築基準法上の採光、換気の基準を満たすことが必要となっています。
建築基準法では、居室について、日常、家族が多く居る部屋、居間、茶の間、居住、集会、娯楽などのために使用する部屋と定義しています。
しかし、グルニエ、ロフトには、窓がないものが多いため、建築基準法上の採光や換気の基準を満たさず、居室とは認められません。