住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ドライエリアとは、地下室がある建物において、建物の周囲の地面を深く掘り下げて作った「から掘り」のことをいいます。
 採光や通風、防湿を目的として設置されます。建築基準法では、衛生上の問題から、地下室には原則としてドライエリアを設けることを定めています。
 なお、地下室とは、地下に設けられた部屋のことで、地下室の多くは貯蔵庫や音楽室として使われています。地下外壁に沿ってドライエリアという空堀空間を設けて、周囲の騒音を気にしなくてもよい快適な空間が得られることがあります。
 ただし、ドライエリアを設けても地下室の採光は十分ではありません。また換気設備の設置も必要になることがあり、地下室については、建築基準法による規定もあります。床から地盤までの高さが、その階の天井までの高さの1/3以上のものについては、面積参入に関係します。計画の際には、地下室の高さおよび天井高の関係について確認しなくてはなりません。
 さらに地下室では、防水対策が必要であり、防水工事による工事費用が高めになってしまいます。地下室には、洪水や大雨などによる影響がありますので、排水設備や排水ポンプの設置も必要になることがあります。
 なお、プライバシーを守り、雨水の侵入防止のために、ドライエリアの地上部分には腰壁が設けられることが多くなっています。また、最近では奥行き1メートルで、深さの浅いミニドライエリアも多く採用されています。


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