開き戸とは、建具枠に蝶番や軸受け金物で扉を取り付け、その軸を中心に回転させて前後に開閉するドアのことをいいます。
扉1枚の片開き戸と扉2枚の両開き戸の観音開きがあります。また、戸の開く方向によって、室内側に開く内開き、室外側に開く外開きがあり、扉を閉じたときに戸当たりがない内外両方に開くものは自在戸といいます。特に洋風住宅やマンションなどの玄関ドアは外開きです。
戸は、開閉して空間を仕切るための戸、障子、襖などのことをいい、開口部として出入り口の役割、採光や換気、さらに空間を遮断するという役割をもっています。また建具のデザインや種類も豊富で、部屋の雰囲気やイメージに合ったものを選ぶことができます。
建具の素材としては、ガラスなど透過性のあるもの、木製、アルミ製、鉄製、樹脂製などがあります。建具の開閉方法は、横引き、縦引き、横開き、縦開き、回転扉などがあります。
また、扉では、防火戸や遮音性や気密性などの必要性に応じて、比較的自由に選ぶことができます。