不動産業者とは、事務所を設けて、宅地建物取引業(宅建業)免許を取り、専任の宅地建物取引主任者をおいて不動産の取引に関する仕事を行なう会社のことをいいます。
不動産会社は宅建業者とも呼ばれ、不動産業者には、新築住宅の開発分譲をするデベロッパー、住宅の受託販売をする代理会社、中古住宅の売買や賃貸の仲立ちをする仲介会社や管理会社などがあります。
宅地建物取引主任者は、資格試験に合格して、必要な実務経験等を経た後、宅建主任者証の交付を受けた人のことをいいます。宅建業法では、不動産会社の事務所には従事者5人に1人以上、案内所には1人以上の専任の宅建主任を置くことを義務づけています。
宅建主任者の業務は、主任者証を提示し、重要事項説明、重要事項説明書や契約締結後の書面に記名なつ印するなどの業務を行なうことです。また賃貸住宅の取引では、財団法人日本賃貸住宅管理協会が認定する賃貸住宅管理士という資格があります。
賃貸住宅管理士の試験には、賃貸住宅の企画立案、建築、入居者募集、運営管理、トラブル防止と対処法に至る実務、法律や税金の知識などを習得からコンサルティング実務や収益還元法などについて研修、修了試験が行われます。