住まい・住宅関連の用語集

　官民境界査定とは、公有地(道路・水路敷きなど)と隣接する民有地との境界を確定する行政処分のことをいいます。
　ただし現在は、境界確定協議と呼び、官民境界査定は以前呼ばれていた呼び名になります。公有地などの公共財産の管理者と隣接地所有者の立会いによる境界確定協議であり、または協議ができない場合には、境界確定決定手続きについて定めています。
　もしも協議が不成立の場合には、境界確定訴訟等によって解決が図られることになっています。
　なお境界とは、法的に確定された土地と土地との境のことをいいます。不動産登記法では、1区画の土地ごとに地番を付けます。この地番と地番との境のことを境界といいます。またこの区画のことを、「一筆の土地」といい、同一の地番の中に境界は存在しないことになります。
　そして、この土地の境界を明示する標識を境界標と呼んでいます。境界標は、杭などの工作物や立木などの自然物を用いて設置しています。また境界を示すために打ち込まれた杭のことを境界杭といいます。