住まい・住宅関連の用語集

　管理組合法人とは、区分所有法によって法人として認められたマンションの管理組合のことをいいます。
　法人となるには、マンションの集会において、区分所有者の4分の3以上の議決権、特別決議が必要になります。法人になると、管理組合名義の銀行口座の作成や預金、登記が可能になります。管理組合で必要な不動産を購入したり、対外的な法律関係が簡明になるなどのメリットがあります。
　以前はマンション所有者が30人以上でなければ法人になれませんでしたが、2002年の法律改正により、この制限はなくなりました。

　管理組合とは、マンション、敷地、付属施設など共用部分の管理を行うため、区分所有者によって構成された団体です。区分所有者は、組合員としてこの団体活動に参加しなければならず、そして円滑な管理運営を行わなくてはなりません。管理組合では、区分所有者法やマンション法に定められた事業を行うために、規約や長期修繕計画の作成、管理会社との調整などを行ないます。そのため管理組合は、理事長や役員を選出し、総会や理事会の開催を定期的に行ないます。総会は、年1回以上開催され会計の承認や役員選出のほか、さまざまな議案を決議します。総会を頻繁に開くことは難しいため、理事会がその時々の課題を議論することで対処しています。