GRとは、ゼネラルストックルーム(general stock room)の略称ことで、大型の倉庫や貯蔵室、納戸のことをいいます。
GRは、ほとんど窓がなく、窓があっても小さな開口部のみです。そこで、建築基準法による採光基準を満たしていないため、居室とは認められていません。
なお、居室とは、日常、家族が多く居る部屋、居間、茶の間、居住、娯楽などのために使用する部屋のことをいい、建築基準法(建築基準法第2条4号)では、継続的に使用する居室と定義しています。また居室について、法令で規定する天井高、採光、換気の条件を満たしていることを条件としています。居室には、床面積の7分の1以上の採光と20分の1以上の換気が確保されていることとなっています。
そこで、人が中に入って歩き回ることができる程度の大きさでも、建築基準法の要件を満たしていないものは居室とは認められず、納戸またはサービスルームと同じように扱われます。