住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 分筆とは、1筆の土地を分割して、複数の土地にすることをいいます。
 土地登記簿において、1個の土地を指す単位は筆(ふで)といい、1筆(いっぴつ)、2筆(にひつ)と呼ばれます。そして、登記所では、1筆ごとに登記が行われて地番がつきます。例えば、土地所有者が1筆の土地を複数に分けて、取引したい場合は、分筆登記を行うことになり、00町1番から00町1番1、00町1番2などのような地番になります。また合筆の場合は、分筆とは逆の登記が行われることになります。
 なお、登記所に保管されている公図は、明治時代、地租改正事業で作成されたものです。このときに作成された公図の精度は低く、面積は正確でないことがあります。そこで現在では、精度の高い地図がつくられていますが、完成までは、古い公図を用いることになっています。
 実際の不動産取引では、しかし登記簿面積と現況の土地が異なることから問題となっています。また1筆の土地を分けて登記する分筆では、地積測量図を添付することになっていますが、それ以前に登記されたものは添付されていません。土地売買契約においては、測量による実測面積での取引が望まれています。


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