住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 雁行型とは、マンションにおける住戸配置の形式の一つで、各住戸を斜めにずらして配置したものをいいます。
 雁行型は、シンプルな形状のようかん型マンションと違い、雁が飛ぶときの隊列の形に似ていることからこのように呼ばれます。雁行型は、マンションなどの各住戸をそれぞれ斜めにずらして建てることをいい、住宅では、日本の伝統的な住宅でもみられる形式です。
 雁行型は、不整形地の影響や、敷地に余裕がある場合などに計画されることがよくあります。またマンションでは、法令による各規制によってこのような形式となることもあります。たとえば、容積率や建ぺい率、道路斜線、北側高さ、隣地境界線など、各地域計画などの設定よって建物の形態が影響を受けることがあります。
 雁行型では、中住戸でも3方向に開口部を設けることが可能になり、通風、採光、眺望などに優れています。各戸は角部屋となるため、日照を得ることが容易になります。マンションなどでは、3方向にバルコニーの設置が可能になりますが、雁行型の場合、設置の仕方によっては、プライバシーに問題がありますので、注意しなくてはなりません。
 なお、ようかん型とは、単純な長方形のマンションのことをいいます。マンションの形状が、切った羊羹のような形であるため、このように呼ばれています。ようかん型マンションは、敷地に対して住戸がたくさんとれるというメリットと建築費を抑えることができます。
 しかし、このマンション形式は単調であるゆえに、マンションの外観や住戸においてあまり特徴がありません。そこで、近年、居住空間の快適性を求めるマンションが増えています。雁行型マンションは、その一つであるということができます。


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