ハンドカットログとは、ログハウスの工法の一つのことで、ログハウスの伝統的な作り方のことをいいます。
ハンドカットログは、職人が、原木の皮剥きから加工、組上げまでの作業を、ドローナイフ(皮むき用)、チェーンソー、アックス(斧)、ノミ、スクライバー(画線器)などの道具を使って手作業で行ないます。ハンドカットログは、骨太な太さ30センチメートルから50センチメートルの大口径のログ材が使われることが多く、迫力のある外観と室内空間をつくることができます。
ハンドカットログは、一般的なログハウスをイメージすることができる形式のことで、主に高原の別荘地などで人気があります。
ハンドカットログに対して、マシンカットログという工法があります。マシンカットログとは、ログハウスの工法のことで、製材機械で均一に加工したログ材を使う工法のことをいいます。マシンカットログでは、室内側が平らになり、家具配置もしやすくなります。マシンカットログ工法では、機械加工においてヤニ抜き、乾燥などを行われます。マシンカットログはハンドカットログと違い、施工後の乾燥収縮などによる誤差が少なくなる工法です。