住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 遮音床とは、フローリング材に遮音性能を持たせて張った床のことをいいます。
 遮音床では、衝撃音の伝わり方によって遮音等級が決まっています。
 遮音等級とは、建物がどれだけの騒音を遮ることができるかということを表す数値のことをいいます。遮音等級は、建物の遮音性能を表す指標で、音には空気の振動で伝わる空気音と固体を振動させ伝わる固体音があります。
 遮音等級では、空気音をD値(sound pressure level Difference)、また固体音はL値(floor impact sound Level)で表わします。最も騒音のトラブルのもとになるものは、固体音です。固体音とは、床や壁など固体が振動して伝わる音のことで、軽量床衝撃音(LL)と重量床衝撃音(LH)があります。
 軽量床衝撃音とは、床から階下に伝わって聞こえる衝撃音のことをいいます。フローリング床では、コインやスプーンなどの小さいもでも、床に落としたときには、その音が階下によく伝わります。これは、軽量床衝撃音というもので、マンションでは、よくトラブルになったりすることがあります。軽量床衝撃音は、比較的に大きくて低い音とは異なり、軽くて高い音を特徴としています。軽量床衝撃音による騒音トラブル対策として、二重床にしたり、カーペットなどを敷いて吸音することにより、ある程度の騒音問題を解消することができます。
 なお、軽量床衝撃音はLLで表され、階下に音が伝わりやすいフローリング床などの場合には、LL値が高めになります。遮音等級LLでは、LL80はうるさくて我慢できない音とされ、LL50は聞こえる音、LL30では音が聞こえないというように数値が小さくなるほど遮音性能が高くなるものと表されています。


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