採光とは、窓まどから室内に自然光を採り入れることをいいます。
建築基準法では、採光に関する規定があります。建築基準法上、必要な採光とは、日当たりを意味するわけではなく、日が差さない北側の窓でも「採光に有効な窓」としています。この場合、採光とは、天空光および自然光のことをさしていいます。
建築基準法では、トイレや浴室、キッチンなどを除く、常時生活する部屋を居室といいます。住宅の居室の床面積の7分の1以上の面積が、採光として有効な開口部とされています。
また建築基準法の採光では、2室の面積を合算して算定し、採光を満たすという規定もあります。これは、住宅などの設計で、開口部や窓の設置場所に問題がある場合、よく用いられる手法です。