住まい・住宅関連の用語集

　免震構造とは、地震による建物の揺れや建物破壊を防ぐため、直接建物に力が伝わらないようつくられた構造のことをいいます。
　建物の基礎部分と建物の間には、地震力が直接建物に伝わることがないように、積層ゴムといわれるバネのような原理を使って水平に動き、そして振動エネルギーを吸収します。
　免震構造では、地震による建物にかかる水平が、耐震構造などの在来構造に比べて、5分の1〜3分の1にまで減らすことができるとされています。
　なお耐震構造とは、地震で生じる揺れに耐えるように考慮して設計された構造のことをいいます。建築基準法改正により新耐震法で設計された建物は、震度6から7程度の地震の揺れでは倒壊しないという基準になっています。
　ただし、耐震構造で建物が倒壊しなくても、ひび割れなどの被害や、室内に食器が散乱するなどの危険性はあります。