悪臭防止法とは、悪臭を規制する法律のことをいいます。
1967年、公害対策基本法が施行され、悪臭は公害の1つとして規定されました。それに伴い、1971年、悪臭防止の公害対策を目的として悪臭防止法が施行されたものです。悪臭防止法は、住宅地など、生活環境を守るべき地域を対象にして、都道府県知事が規制地域を指定します。
悪臭に対する規制に関する方法について、敷地境界線、煙突などの排出口、排水口における規制基準を定めています。
悪臭防止法は、工場や事業者などに対して、必要な悪臭防止対策をとらせることを目的に制定された法律です。特定悪臭指定物資である22物質の濃度を規制したり、「臭気指数」を用いて調査を行ないます。これらの調査については、改善勧告、改善命令が出されたり、違反者には罰則が適用されます。