コンストラクションマネジメントとは、建設方式の一つで、マネジメントを専門とするコンストラクションマネジャーが発注者の代理人となってプロジェクトを統合することをいいます。
コンストラクションマネジメントとは、CM方式と呼ばれ、工期遅延や予算超過の防止を目的に、1960年代にアメリカで確立された方法です。
これを実施するものをコンストラクションマネジャーといいます。コンストラクションマネジャーは、建築主に代わってコンストラクションマネジマントを実施する建築の専門家で、CMRと呼ばれます。コンストラクションマネジャーは、建設業者や建築家が発注者の代理人となり、総合的に建設管理を行ないます。
そして、コンストラクションマネジャーは、建築物の建設にあたり、建設プロジェクトの目的設定、品質、コスト、工期の条件を守りながらプロジェクトを管理します。
日本では、設計、施工、監理を建設会社に一括発注するのが主流ですが、CM方式では工事種別の分離発注が一般的です。
CM方式には、ピュア方式、アットリスク方式があります。コンストラクションマネジャーは、発注者と請負業者の中間に立って、第三者的かつ専門的視点からマネジメントを行ないます。この方式では、コンプライアンスや透明性が高めて、中間マージン削減やコストダウンを実現することもできます。