シルバーハウジングとは、高齢者向けの世話付公的賃貸住宅のことをいいます。
シルバーハウジングは、高齢者世話付き住宅ともいわれ、地域社会のなかで自律しながら安全で快適な生活ができるように、高齢者が住宅行政と福祉行政が連携して高齢者の特性に配慮した設計を行なったものです。
またシルバーハウジングとは、生活援助員の福祉サービスが受けられるように配慮された公共賃貸住宅のことをいいます。
シルバーハウジングでは、バリアフリーに対応した設備や構造が用いられ、緊急通報システムを採用し、安否確認や緊急時に連絡などが行えるサービスを提供するライフサポートアドバイザーが配置されています。入居の条件は原則として、60歳以上の単身者、または夫婦のどちらかが60歳以上の場合となっています。
シルバーハウジングは、旧厚生省が平成12年から進めた高齢者保健福祉施策(ゴールドプラン21)で整備がはじめられ、現在、厚生労働省と国土交通省の共同プロジェクト「シルバーハウジング構想」によって建設が進められているものです。