ログハウスとは、丸太を水平方向に積み上げて造った家のことをいいます。
ログハウスは、丸太を積み上げて壁とする建物で、正確には、丸太組み工法によって建てられた建物のことをいいます。
ログハウスのログとは、丸太のことをいい、自然との調和がよく、カナダ、アメリカで多く見られる建物です。
ログハウスは、もともとはスカンジナビアの伝統的な構法で、300年ほど前にカナダ、アメリカに伝わり、西部開拓で広がったとされています。丸太を組み以外に角材(角ログ)を使用するものもあります。
日本では、東大寺正倉院の校倉造があります。ログハウスと工法を同じにする壁式丸太組み工法です。そのため、日本最古のログハウスともいわれています。
ログハウスは、湿度の調整に優れ、また木の断熱性の高さから夏は涼しくて、冬は温かいという特徴があります。正倉院では、多くの美術品が保管されてきました。校倉造りは、丸太が温度や湿度などに応じて収縮を行なうことで調節する効果があり、それら国宝級の物品を長い間、保存することができたようです。
その他、丸太を柱や梁だけに使用して壁には漆喰などを使用するものなどがあるようです。最近のログハウスには、キットになっているものもあり、素人でも組み立てができるそうです。またコテージやログキャビンもログハウスに同種としています。