住まい・住宅関連の用語集

　管理組合とは、マンション、敷地、付属施設など共用部分の管理を行うために、区分所有者で構成された団体のことをいいます。
　管理組合は、マンションの区分所有者で結成されています。区分所有者全員が組合員となります。区分所有者は、組合員としてこの団体活動に参加しなければならず、そして円滑な管理運営を行わなくてはなりません。良好なマンション環境と資産価値を維持するためには、管理組合運営の活性化が求められます。
　管理組合では、区分所有者法やマンション法に定められた事業を行うために、規約や長期修繕計画の作成、管理会社との調整などを行ないます。そのため管理組合は、理事長や役員を選出し、総会や理事会の開催を定期的に行ないます。
　マンション管理組合において最高意思決定機関である総会は、年1回以上開催されます。総会では、会計の承認や役員選出のほか、さまざまな議案を決議します。総会を頻繁に開くことは難しいため、理事会がその時々の課題を議論することで対処します。また総会で決まった管理業務を実行します。
　
　理事会とは、マンション管理組合の執行機関です。理事会の開催はマンションによって異なりますが、毎月開催し、活発に話し合いをしているようです。理事については、1年または2年置きぐらいで半数づつが入れ替わることが多いため、区分所有者全てに役員当番がまわってきます。そのため、最近では、業務の負担を軽減するために第3者の専門家を顧問としたり、または管理者として置くことが多くなっています。