必要換気量とは、室内の空気を最低限、換気しなければならない空気の量のことをいいます。
住宅などにおいて、住民が滞在する生活空間では、二酸化炭素の濃度が高くならないようにする必要があります。
二酸化炭素は、人が酸素を吸って、その呼吸により排出したガスで、その濃度については、一定以下に保たなくてはなりません。
そこで、建築基準法では、空気の換気を行なうことで、生活空間を衛生的に保つことを定めています。
具体的には、1人当たり、1時間に30立方メートルの換気量が必要であるとし、住宅の二酸化炭素濃度は、1,000ppm以下を基準として抑えるように定めています。
そこで、平均的な戸建て住宅の4人家族における必要換気量は、「0.5回/h」程度の換気回数が必要であると想定しています。