防火構造とは、火災による延焼について防止することができる防火性能をもつ構造のことをいいます。
法令により、下地が木造の場合では、不燃材料よりも塗厚を厚くしなければなりません。
防火構造とは、燃えやすい材料の表面を防火被覆することで、火災からの延焼を防ぐことを目的にしています。具体的に防火構造とは、鉄鋼モルタル塗、漆喰塗、土壁塗り、真壁造り、裏返し塗など防火性能を有する構造のことを指していいます。
法令では、木造建築物の外壁または軒裏などの延焼しやすい部分については、政令で定める技術的基準に適合することが規定されています。木造建築物の外壁、軒裏は、火災からの延焼を30分以上防ぐことができる防火性能を持つ鉄鋼モルタル塗やしっくい塗などで仕上げなくてはならないと規定しています。