住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ドロ揚地とは、公図上で地番記載がない土地のことをいいます。
 ドロ揚地は、白地の一種で、水路の浚渫時に土砂を貯留する用地のことです。
 また同種のもので、青地、赤地、白地があります。青地は、河川や水路または河川などの敷地であった土地のことをいい、青線とも呼びます。赤地は、道路や道路の敷地であった土地をいい、赤線ともいいます。白地は、現況では宅地、農地、山林、原野となっていますが、公図上は着色されず、地番の記載がない区画のことをさしていいます。これら青地、赤地、白地、ドロ揚地は、現況については公図上、存在しています。
 なお公図とは、登記所が保管している土地台帳付属地図のことをいいます。公図は、登記された土地の地番や位置、形状などを表示するものですが、登記簿面積は、明治時代に作られた古い公図がベースになっています。登記所に保管されている公図は、地租改正事業によって作成されたものです。
 この公図は、地租を低くするために少なく申請していることが多くあるようで、このときに作成された公図の精度は低く、面積は正確でないことがあります。そこで現在、地積調査などをもとに精度の高い地図(14条地図)の作成が行われていますが、法的根拠を失っていても完成までは、1960年に旧土地台帳法が廃止された公図を用いることになっているようです。
 そこで、実際の不動産取引では、都市部や分譲地を除くと不正確なものが多く、登記簿面積と現況との土地が異なるという問題があります。取引においては現況地目の確認や測量による実測面積により土地取引を行なうことが望まれています。公図は、道路付きや隣地境界を知る手立てになるものとして理解するべきでしょう。
 公図の閲覧は、登記所、または法務局のホームページでも見ることができます。


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