マンション建て替えとは、現在の分譲マンションを取り壊して、新たに建築することをいいます。
マンションの建替えは、以前まで老朽や損傷、滅失による修復や復旧に費用がかかると判断された場合や、前の建物と使用目的や敷地が同一であることなどに限定されていました。
しかし、「マンションの建替えの円滑化などに対する法律」、「建物の区分所有などに関する法律の一部を改正する法律」により、これらの要件は撤廃され、区分所有者の議決権の各5分の4以上の多数決で建替えができるようになりました。
最近では、物理的な建て替えよりも時代の変化や社会的な要因によって建て替えを行うことが多くなっています。そこで、建て替え時期は築30〜40年ぐらいで建て替えられることがほとんどです。
また建替えに合意した区分所有者で設立した組合には、法人格が与えられるようになり、民間事業者が組合に参加すること、組合が一括して権利変換や登記の一括処理、非参加所有者から組合が権利を買い取ることが可能になっています。