住まい・住宅関連の用語集

住宅用語集「住辞苑」

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 ベークアウトとは、入居前に室内を30度以上の高温にして住宅の建材などに含まれる有害な化学物質を放散させ、室内の空気を改善する手法のことをいいます。
 ベークアウトは、英語のBake-outからきた言葉です。ベークアウトは、新築や改築した建物の内装材から発生する人体に有害な化学物質を排除するための手法です。
 化学物質は、温度や湿度が高いほど揮発しやすくなるため、室内を閉め切った状態で暖房機などを使って30度以上になるまで室温を上昇させます。その後、強制的に換気を行い、化学物質を一気に放出させます。これにより、シックハウス症候群の原因物質といわれるホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)などの室内の化学物質の濃度を下げることができます。
 しかし、ベークアウトについては不明なことが多いとされ、過度にベークアウトを行なうことは、建材の劣化にもつながるともいわれています。そこで、ベークアウトを行う回数について注意が必要とされています。


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